いま、なにかと評判の悪い、高級アルコール系シャンプー。
「高級なのに、なにがいけないの?」
「どんな人に向いてるの?」
「そもそもどんなシャンプーのこと?」
と、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高級なのに悪いと言われる高級アルコール系シャンプーの実態について調べてみました!
「あ! うちにあるシャンプー、高級アルコール系だ!」
「・・・でも捨てるの、もったいない・・・」
なんてあなたも、捨てる必要はありません!
正しい使い方をすれば、髪も頭皮も傷めずに、上手く付き合うことができるんです。
ということで、高級アルコール系シャンプーの特徴や成分による見分け方の他、正しい選び方や使い方についてご紹介していきますね。
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そもそも高級アルコール系シャンプーってなに? 成分による見分け方は?
高級アルコール系シャンプーとは、シャンプーの成分表に以下のような成分が表記されているものです。
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
「~硫酸と書いてあったら高級アルコール系だ!」と思ってくださいね。
これはシャンプーの洗浄成分のことで、アルコール分子中の炭素が6つ以上含まれる界面活性剤のことです。
一般的に、石油系シャンプーと呼ばれているシャンプーのことです。
と、いってもなんだかよくわかりませんよね!
シャンプーの主な成分は、水と界面活性剤(=洗浄成分)です。
その界面活性剤の特徴が、シャンプーの主な特徴を左右します。
石油系、石鹸系、アミノ酸系、ベタイン系・・・など、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
高級アルコール系シャンプーの特徴は?
では、高級アルコール系シャンプーは、なにが良くて、なにが悪いのか、その特徴を順を追ってご説明していきますね。
高級アルコール系シャンプーの良いところ
「高級」といっても、原価の安い洗浄成分なので、商品自体も価格が安いところがメリットです!
ドラッグストアなどで、1,000円以下で買えるシャンプーに使われていることが多いです。
日常的によく使うものなので、お財布にやさしいのはありがたいですよね。
また、少量でも泡立ちがよく、洗浄力・脱脂力も強いので、汚れがしっかり落ちます。
- ワックスなどのスタイリング剤を多くつける人
- 頭皮がベタつきやすい人
- スポーツをしてよく汗をかく人
などにおすすめです。
もこもこの泡でスッキリ洗うのが好きな人も、このシャンプーがあっているのではないでしょうか。
高級アルコール系シャンプーの悪いところ
でも、洗浄力が強いということは、皮脂を落としすぎてしまうということでもあるんです。
乾燥肌の人、敏感肌の人には頭皮への負担がかかり、かゆみやフケの原因となってしまうのでおすすめしません。
また、パーマやカラーリングを繰り返して、髪のダメージが気になる人も使用はひかえましょう。
頭皮だけでなく、髪のパサつきの原因となってしまいます。
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高級アルコール系シャンプーの正しい選び方
実は、ドラッグストアなどに並んでいるほとんどの商品が高級アルコール系シャンプーです。
価格が安いこともあり、日常的によく使っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな高級アルコール系シャンプーを買うときに、何に気をつけて選べばよいのかをご説明していきます。
シリコンという落とし穴!
高級アルコール系シャンプーは、その高い洗浄力から、洗い上がりの手触りがキシキシするのを抑えるために、シリコンを入れている場合が多いです。
シリコンとは、髪の表面(キューティクル)をコーティングする成分です。
本来はトリートメントに含まれるべき成分であり、シャンプーに入れてしまうと頭皮までコーティングすることに!
すると、頭皮の毛穴がつまり、かゆみや炎症などの頭皮トラブルの原因となってしまいます。
シャンプーを選ぶ際は、シリコンの入っていないものを選びましょう。
シリコンの見分け方
では、シリコンが入っているのを、どのように確かめればよいのでしょうか?
シャンプー裏面の成分表には、以下のような名前で表記されています。
- ジメチコン
- シクロメチコン
- シロキサン
「~メチコンと書いてあったらシリコンだ!」と思ってくださいね。
最近では、シリコンが含まれない「ノンシリコンシャンプー」が多く出回っているので、探しやすいと思います。
ちなみに、トリートメントにシリコンが入っているのは問題ないです。
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高級アルコール系シャンプーの正しい使い方
高級アルコール系シャンプーは、メリット、デメリット、注意点を理解した上で使用すれば、上手く付き合っていけそうですよね。
また、実際に使用する際には、
- スタイリング剤を多く使った日だけ使うようにする
- しっかり髪を濡らしてから使うようにする
- 手のひらでよく泡立ててから頭皮を洗う
- 洗ったあとはよくすすぎシャンプーが残らないようにする
- 肌が敏感なときは使わない
などに気をつければ、頭皮のトラブルを防げるかと思います。
高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が高いので、洗い上がりのキシキシ感がやっぱり気になるかもしれません。
そんなときは、トリートメントでちゃんとケアしてあげると解消できるでしょう。
その際、トリートメントは毛先を中心に塗布するようにし、頭皮にはつけないように気をつけてくださいね。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、高級アルコール系シャンプーの特徴や成分による見分け方の他、正しい選び方や使い方についてご紹介しました。
あたまスッキリしましたでしょうか?
高級アルコール系シャンプーって、あまり良いイメージはなかったけど、ちゃんとした使い方をすれば良いところもあるんですよね。
種類もたくさんあるので、何を選べばよいのか迷ってしまいますね。
私も自分にあったシャンプーがなかなか見つからず、いわゆる「シャンプージプシー」の一員となったことがあります。
(シャンプージプシーとは、決まったシャンプーにとどまらず渡り歩くことです。)
本当に自分にあった一品に出会うのってなかなか難しいことなんですよね。
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