
髪や頭皮にやさしいというイメージのアミノ酸系シャンプー。
薄毛にも効果的?!
とも言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
毎日のようにつかうシャンプーだからこそ、こだわって選びたいですよね。
そこで今回は、アミノ酸系シャンプーの特徴と見分け方、正しい選び方をご紹介します。
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そもそもアミノ酸系シャンプーってなに?
シャンプーは、主に水と界面活性剤(洗浄成分)によってできています。
シャンプーの特徴は、その洗浄成分である界面活性剤によって決められます。
アミノ酸系シャンプーとは、界面活性剤がアミノ酸成分によって構成されているシャンプーのことです。
アミノ酸系シャンプーの特徴は?
では、このアミノ酸系シャンプーはどのような特徴があるのでしょうか?
アミノ酸系シャンプーの良いところ、悪いところを見ていきましょう。
アミノ酸系シャンプーの良いところ

まずは、アミノ酸系シャンプーの良いところを見ていきましょう。
1.髪や頭皮に低刺激
高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーに比べ、洗浄力が弱い分、髪や頭皮への負担が少ないです。
なので、
- 髪のダメージが多い人
- 頭皮が敏感肌の人
におすすめです。
ちなみに「頭皮に刺激が少ない=薄毛対策にいい」とは一概に言えません。
でも、頭皮環境を健全にする手助けをしてくれるので、高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーよりは幾分かよいかと思います。
2.髪や頭皮にうるおいを与えてくれる
やさしい洗い上がりの洗浄成分のため、必要な皮脂・うるおいまで落とす心配がなく、髪や頭皮にうるおいのある状態を保ってくれます。
なので、
- 髪のパサつきや広がりが気になる人
- 頭皮の乾燥が気になる人
に向いています。
3.弱酸性の成分
弱酸性成分は、髪表面のキューティクルを閉じる働きをします。
カラーやパーマなど薬剤の施術をした後は、髪がアルカリ性になっているので、弱酸性に戻してくれるサポートをします。
そのため、カラーやパーマを長持ちさせるには、弱酸性のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
せっかくお金をかけてキレイにしてもらったのなら、キレイを長持ちさせたいですよね。
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アミノ酸系シャンプーの悪いところ

このように見ていくと、いいことずくめに思えるアミノ酸系シャンプーですが、一方で以下のようなデメリットもあります。
1.洗浄力が弱い
高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーに比べ、泡立ちが悪く、洗浄力が低いのが特徴。
洗い方が不十分だと、スタイリング剤や皮脂が十分に落としきれず、頭皮や髪のベタつきの原因となります。
また、その泡立ちの悪さから、2回シャンプーをしてしまったり、シャンプーの量を多く使用してしまったりします。
シャンプーを使用しすぎると、すすぎ残しや乾燥の原因となるので注意しましょう。
コツとしては、シャンプーをする前に、髪や頭皮の汚れを十分すすいでおくと泡立ちがよくなります。
2.髪や頭皮に界面活性剤が残留しやすい
高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーに比べ、アミノ酸系の界面活性剤は、髪や頭皮への吸着率が高く、残留しやすいといわれています。
そのため、すすぎが不十分だと、頭皮トラブルの原因となるので気をつけましょう。
3.価格が比較的高い
高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーに比べ、界面活性剤の成分が高価なため、商品自体も高価なものが多いです。
日常的に使うものなので、できるだけお財布にやさしい商品を選びたいですよね。
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アミノ酸系シャンプーの見分け方・正しい選び方

アミノ酸系シャンプーの特徴がわかったところで、おさえておきたいのがその選び方!
ここでは、アミノ酸系シャンプーの見分け方や正しい選び方をご紹介しますね。
アミノ酸系シャンプーを成分で見分ける
界面活性剤がアミノ酸成分によって構成されているアミノ酸系シャンプー。
では、どのような成分がアミノ酸成分なのでしょうか?
アミノ酸系シャンプーは、含まれているアミノ酸成分によって、以下の3つの系統にわけることができます。
- ココイル系(ココイルグルタミン酸TEAなど)
- ベタイン系(コミカドプロピルベタインなど)
- メチルアラニン系(ラウロイルメチルアラニンNaなど)
シャンプーの裏面の成分表に、
- 「ココイル~」
- 「~ベタイン」
- 「~メチルアラニン」
のような成分が記載されていたらアミノ酸系シャンプーです。
この3つの系統のアミノ酸成分のどれかが記載されていることをしっかりと確認して選びましょう。
アミノ酸成分の表示順に要注意!
ここで注意点があります。
アミノ酸成分が記載されているだけで安心してはいけないのです。
アミノ酸系は界面活性剤が高価なぶん、少量しか入ってないことも!
成分表は含有量の多いものから記載されているので、上から順に見ていくことが重要です。
主成分は「水」なので、その次の成分がアミノ酸系の界面活性剤であることをちゃんと確認しておきましょう。
商品によっては、少ししかアミノ酸成分が含まれていないのに「アミノ酸系シャンプー」をうたっているものもあります。
洗浄力の高いアミノ酸成分もチェック!
洗浄力が低いことが特徴のアミノ酸系シャンプーですが、実は洗浄力の高いものもあるんです!
それが、
「ラウロイルメチルアラニンNa」
という成分を含むものです。
少し価格が高いのですが、そのぶん使い心地はよくなりますよ。
たまに、似た性質の
「ラウロイルアスパラギン酸」
で代用されていることもあるようです。
あわせてチェックしておきたい成分ですね。
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まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、アミノ酸系シャンプーの特徴と見分け方、正しい選び方をご紹介しました。
あたまスッキリしましたでしょうか?
髪や頭皮のダメージを考えると、アミノ酸系シャンプーはやっぱりチェックしておきたいシャンプーですよね。
欠点といっても正しい使い方をすればカバーできそうですし。
コスト面をどう考えるかは、自分の髪や頭皮への想いによりますかね。
本当にやさしくしてくれる相棒を見つけて、髪や頭皮と末永くおつきあいしていきたいですね!
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