7月になると、大阪も夏本番。
地元の人はもちろん、大阪の外に出た人にとっても、大阪がたまらなく恋しくなるこの季節。
同じ日本三大祭りのひとつではありますが、東京神田明神の神田祭では、やっぱりなんか物足りません。
京都の祇園祭とともに、大阪の天神祭のことが恋しくてなって、大阪に帰りたくなってしまうんですよね。
今回は、そんな地元大阪人も大好きでたまらない大阪の天神祭について、2019年のイベント日程や見どころ、屋台情報をご紹介します。
また、アクセスや最寄り駅、混雑具合や交通規制についてもご紹介していきますよ。
本記事を参考に、気になるイベントをチェックして、2019年の大阪の天神祭を思いっきり楽しんでくださいね。
大阪天神祭の日程や場所や最寄り駅は?
まずは、大阪天神祭の概要をおさえておきましょう。
開催日程・時間
毎年、6月下旬の吉日から7月末までの約1か月間にわたって開催される大阪天満宮の天神祭。
大阪天満宮の大祭となる本宮(もとみや)と、その前夜祭の宵宮(よみや)を中心に、様々な神事や奉納行事が行われます。
そんな2019年の大阪天満宮の天神祭は、以下の日程・時間で開催されますよ。
大阪天神祭の開催日程
日程:2019年6月25日(火)~7月31日(水)
宵宮:7月24日(水)
4:00~4:30 一番太鼓(大阪天満宮)
7:45~8:30 宵宮祭(大阪天満宮)
8:30~8:50 鉾流行列参進(大阪天満宮)
8:50~9:30 鉾流神事(天満警察前)
11:00~11:30 行宮祭(西区千代崎)
11:30~12:00 山蔭流儀式庖丁奉納(大阪天満宮)
12:00~12:30 天神講獅子 獅子舞(OAPプラザ・帝国ホテル)
16:00~ 催太鼓氏地巡行(天神橋一丁目)
16:15~ どんどこ船宮入 鉾流神事奉還(大阪天満宮)
18:40~ 水上薪能(帝国ホテル大阪)
19:30~20:30 獅子舞宮入(大阪天満宮)
本宮:7月25日(木)
13:30~14:00 本宮祭(大阪天満宮)
14:15~15:00 神霊移御(大阪天満宮)
15:30~18:00 陸渡御列出発(大阪天満宮)
17:30~ 船渡御列出発(天神橋)
18:00~21:00 船渡御(大川)
19:30~ 船上祭(特別観覧席付近)
19:30~20:50 奉納花火(大川)
21:00~21:30 催太鼓の宮入開始(大阪天満宮)
22:00~23:00 還御祭(大阪天満宮)
さすが、日本三大祭りという感じがする、スケールの大きさですよね。
開催場所の地図・住所
大阪天神祭のメイン会場は、菅原道真公が祀られている大阪天満宮となります。
以下の地図で、場所を確認してみてくださいね。
大阪天満宮の住所:
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2丁目1-8
アクセス
大阪天神祭のメイン会場となる大阪天満宮へのアクセスは、公共交通機関の利用をおすすめします。
最寄り駅は、大阪天満宮駅または南森町駅で、どちらからも徒歩5分でアクセスできます。
- JR東西線 大阪天満宮駅より徒歩5分
- 地下鉄谷町線・堺筋線 南森町駅より徒歩5分
駅からも近いので、電車で行かれるのが便利ですよ。
当日は大変混雑して、交通規制も敷かれるので、車でのお出かけよりも、公共交通機関を使われる方がいいと思います。
お問い合わせ
大阪天神祭のお問い合わせは、以下の窓口で対応していただけます。
お問い合わせ
TEL:06-6353-0025
大阪天神祭ってどんなお祭りなの?
天神祭とは、大阪天満宮に祀られている、菅原道真公が中心となっているお祭りです。
菅原道真の死後、都では、落雷や疫病の流行などの天変地異が多発したそうです。
そのため、人々は非業の死を遂げた、道真公の怨霊によるものと考えました。
その霊を鎮めるために菅原道真公を祀ることにしたのです。
最初は、災いを招く神として恐れられていましたが、いつの間にか信仰される神になりました。
今では、学問の神様や雷神として有名ですよね。
その後、各地に天満宮が作られました。
天神祭は、各地の天満宮で行われますが、大阪が一番有名です。
ですので、毎年130万人の人が訪れる大人気のお祭りになっていますよ。
見どころもたくさんのお祭りですので、楽しめること間違いなしのお祭りです。
大阪天神祭の見どころは?
たくさんのイベントがある天神祭ですが、なかでも特に人気の見どころイベントについてご紹介していきたいと思います。
天神祭ギャルみこし巡行
日程:7月23日(火)
時間:12:00~15:20
ルート:夫婦橋出発 → JR天満駅前 → 天六奉案所(折り返し)→ 天四南会館 → 大阪天満宮(折り返し)→ 天六奉案所 フィナーレ
天神祭りメインの宵宮・本宮を盛り上げる役割として大人気のギャルみこし。
歴史は1981年から始まり、今年で37回目を迎えるイベントです。
今でこそ、ギャルみこしという名前で親しまれているイベントですが、正式名称は、「天神祭女性神輿」という日本のお祭りらしい名前があります。
でも、ギャルみこしのほうが、親しみやすくていいのではないでしょうか。
このギャルみこしは、名前の通り、女性だけで神輿を担ぐというものなんですが、誰でも担げるというわけではないんです。
厳しい審査を勝ち抜いた、まさに神輿を担ぐことを許された者のみが担ぐことができるんです。
審査基準としては、元気で体力に自信のある女性となっています。
なので、審査項目の中に、天秤棒に合計70キロの俵をぶら下げて、3回持ち上げるというものがあるんです。
女性が70キロのものを持ち上げるのってすごいですよね。
でも、神輿の重さが1基200キロだそうです。
それを2基担ぐことになるので、体力と力は絶対条件ですよね。
70キロの俵を持ち上げる審査項目にも納得です。
応募資格としては、15歳以上31歳までの女性です。
職業も学生さんから主婦の方、看護師の方にネイリストの方など…。
さまざまな方が参加されているようです。
留学生の海外の女性も参加されてるみたいなので、ぜひ、興味のある方は、まだ間に合うので、挑戦してみてください。
ギャルみこしの運行ルートと時間は、今年のものはまだ発表されていません。
昨年と変わらないと思いますので、参考に昨年のものを載せておきますね。
ギャルみこしを見る際に最寄りの駅が気になりますよね。
どのポイントで神輿を見るかによって変わってきますので、主なポイントでの最寄り駅をご紹介したいと思います。
- スタート地点 → 地下鉄堺筋線 扇町駅
- 立ち寄りポイントとフィナーレ → JR環状線 天満橋駅
- 大阪天満宮と南端折り返し地点 → JR東西線・学研都市線 大阪天満宮駅
- コース途中の通過点 → 地下鉄 南森町駅
- 北端折り返し地点 → 阪急千里線、地下鉄堺筋線、谷町線 天神橋筋六丁目駅
男性にはない可愛らしい華やかなギャルみこしは、とっても盛り上がりますよ。
可愛いだけでなく神輿を担ぐ迫力ももちろん感じられますので、ぜひ、見に行ってくださいね。
陸渡御
日程:7月25日(木)本宮
時間:15:30~18:00
ルート:大阪天満宮境内 → 天神橋一丁目 → 西天満交差点 → 老松通 → 大阪市役所 → 天神橋北詰(乗船場)
陸渡御とは、大阪天満宮で御神体を御鳳輦(ごほうれん)に移し、川岸までお送りすることで、神様に大阪の街の平安をご覧いただこうというものです。
お送りする際のお付きの行列は、なんと3000人という大行列です。
そんな大人数の大行列を見るだけでも迫力がありますが、他にも見どころポイントが陸渡御にはあります。
大行列の先頭は、催し太鼓なのですが、その太鼓がまた、有名なんです。
普通の太鼓と違って、太鼓台がまるでシーソーのように、縦横に揺れる中で太鼓をうつというすごい技術を見ることができるんです。
その名も、「からうす」と呼ばれる技で、大阪市の無形文化財にも指定されているほど、基調で有名なものですよ。
無形文化財クラスの太鼓演奏と迫力ある大行列は、目に焼き付ける価値アリです。
ぜひ、行ってみてください。
大阪天神祭の陸渡御については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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船渡御
日程:7月25日(木)本宮
時間:17:30~
ルート:天神橋北詰 → 大川 → 飛翔橋 → 天満橋北詰
船渡御とは、陸渡御と同様に、大阪のまちの繁栄ぶりを道真公の御神霊に見ていただき、さらなる繁栄を祈願するための神事です。
天神祭では、船渡御に先立って、7月24日の宵宮に、鉾流神事(ほこながししんじ)が行われます。
鉾流神事では、道真公の御神霊がご休憩される御旅所(おたびじょ)が定められますが、この御旅所に、船を出してお迎えしたことが船渡御の始まりだと言われています。
それぞれの御旅所に向かうとき、御旅所周辺では、奉迎する際に、御迎船や御迎人形を作ったことで、規模がどんどん大きくなっていったそうです。
その結果、今では、100隻以上の船が行きかう、壮大なイベントになっています。
天神橋北詰付近の船乗り場から出発していくのですが、大阪締めが行われたり、だんじり囃子が流れたりして、お祭り気分をめいいっぱい味わえます。
また、御鳳輦船(ごほうれんせん)の上から神様に大阪の街の平安をご覧いただいて、ご加護を祈願する「水上祭」も行われます。
一般人が乗ることができる船もありますよ。
船の上では、催しものが行われたり、食事とお酒を楽しめたりと、お祭りを大満喫できるようになっています。
ぜひ、乗船してくださいね。
大阪天神祭の船渡御については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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奉納花火
日程:7月25日(木)
打ち上げ時間:19:30~20:50
打ち上げ数:5,000発
打ち上げ場所:
・大阪市北区 桜之宮公園グラウンド
・川崎公園(造幣局横)
天神祭の中でも、最も人気のあるイベントと言えるのが、奉納花火です。
船渡御が大川に出航してからしばらくして、花火の打ち上げが始まります。
100隻にも及ぶ船と花火のコラボレーションは、天神祭でしか見ることのできない光景ですよ。
船の灯りと夜空いっぱいに広がる花火の輝きは幻想的です。
また、打ち上げられる場所が、高層ビルが立ち並ぶ大阪の中心地となっていますので、ビルから漏れる灯りとのコラボレーションも、現代的で素敵ですよ。
打ち上げられる花火の内容も満足すること間違いなしとなっています。
協賛企業などの名前を夜空に掲げる文字仕掛け花火や連続で打ち上げられるスターマインは、特に見応えがありますよ。
奉納花火で打ち上げられた文字仕掛け花火は、有名なCMでも使われたことがあるんです。
他ではなかなか見られない花火の数々をしっかりと目に焼き付けてきてくださいね。
1か月に及ぶ天神祭りのフィナーレにふさわしいイベントであること、間違いなしですよ。
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大阪天神祭の屋台の場所や時間は?
お祭りには、屋台がかかせないですよね。
天神祭にもたくさんの屋台が出店しますよ。
大川の川沿いや天神橋筋商店街、大阪天満宮の境内に24日と25日の2日間に屋台が出ます。
時間は、お店によってそれぞれなんですが、早いところだと、お昼前の11時頃から開いているお店もあります。
多くのお店は、夕方の17時頃からの開店が多いみたいです。
夜は、24日は22時ころまで、25日は花火もあるので、遅めの23時ころまで開いています。
花火を見ながら屋台グルメを楽しむのもいいですね。
大阪天神祭の屋台については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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大阪天神祭の混雑具合は?
毎年130万人の人が訪れる天神祭りですので、大変人気で、混雑も仕方ないかなといった感じですよね。
なかでも、お祭りのクライマックスの日である25日は特に混雑します。
奉納花火も打ち上げられるので、花火目当ての人も多くいます。
特に、桜の宮駅は花火の打ち上げ場所も近く、綺麗に見えるということもあって、大変な混雑となります。
歩くのも困難なほどだと思っておいてもらったらいいと思います。
さらに、西口が混雑しますので、東口を利用されるほうが無難ですよ。
逆に帰りは東口が混雑しますので、できるのなら、西口をご利用ください。
できるだけ混雑を避けるのであれば、早めの16時頃には会場に到着する予定でお出かけくださいね。
帰りも、花火が終わる少し前から駅に向かうか、混雑が少し落ち着くまでしばらく会場に残っておく、または、大阪城北詰駅や京橋駅を利用すると混雑が少しはマシだと思います。
でも、混雑していないというわけではないので、ご注意ください。
他に混雑を少しでも避ける為に利用をおすすめする駅もご紹介しようと思います。
- 大阪市営地下鉄 堺筋線 扇町駅
- 大阪市営地下鉄 谷町線 都島駅
- JR大阪環状線 天満駅
花火の会場までは、徒歩で15~20分ほどかかりますが、駅で足止めになるのを考えると、まだマシかもしれません。
日本三大祭りで、大人気のお祭りですので、たくさんの人出です。
できるだけ混雑を避けて、お祭りを楽しんでくださいね。
大阪天神祭の交通規制は?
天神祭では、大規模な交通規制が行われます。
大阪天満宮を中心に御堂筋から片町周辺までに及びます。
場所によって、規制時間が異なったり、片側通行になっていたりと、かなりややこしいです。
さらに、交通規制がかかっていなくても、周辺の道路は、お祭り当日かなり混雑します。
天神祭には、車で周辺に近づかないことが一番だと思いますよ。
また、車だけでなく、自転車や歩行者も通行禁止となる場所も一部あるので、十分ご注意くださいね。
そして、今年の交通規制の情報はまだ出ていません。
ですが、例年変化はないので、今年も昨年と同様になると思います。
昨年の交通規制マップを載せておきますので、お出かけ前にはチェックしておいてくださいね。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、2019年の大阪の天神祭について、イベント日程や見どころ、屋台情報をご紹介しました。
また、アクセスや最寄り駅、混雑具合や交通規制についてもご紹介しましたね。
大阪の天神祭の魅力は、感じていただけましたでしょうか?
大阪の天神祭は、日本三大祭りのひとつとあって、人出も多く、大変賑やかなお祭りです。
歴史も古く、見どころとなるイベントも多いし、内容が充実しているので、必ず楽しめると思いますよ。
大阪の中心市街地で開催されるので、アクセスも抜群でお出かけしやすいのもいいですよね。
2019年の夏は、あなたも見どころ満載な大阪の天神祭まで、お出かけしてみませんか?