天神祭のクライマックスの幕開けを華やかに彩る陸渡御。
浪速の街を、平安絵巻の世界へとタイムスリップしていく様に、引き込まれてしまいますよ。
陸渡御は、豪華な衣装を身にまとった人々の大行列というだけではありません。
見どころがいっぱいの壮大な大行列ですよ。
ぜひ、陸渡御の大行列と一緒に、タイムスリップして素敵な時間を過ごしてみてください。
そこで、今回は、天神祭2019の陸渡御のコースや通過時間を調べました。
また、特別観覧席や無料で見られる観覧場所についても調べましたよ。
ぜひ、陸渡御観覧の参考にしてくださいね。
陸渡御、船渡御、奉納花火と、見どころ満載な大阪天神祭。 7月になると、大阪も夏本番。 地元の人はもちろん、大阪の外に出た人にとっても、大阪がたまらなく恋しくなるこの季節。 同じ日本三大祭りのひとつではありますが、東京神田明神の神田祭では、やっ ...
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天神祭(大阪)の陸渡御とは?読み方は?
まずは、陸渡御の読み方ですが、「りくとぎょ」と読みます。
渡御とは、神様が来られるという意味だそうです。
なので、簡単に言うと、陸渡御とは、神様が地上に舞い降りてこられるということです。
大阪天満宮で御神体を御鳳輦(ごほうれん)と呼ばれる、鳳凰飾りのある神輿に移します。そこから、船渡御が行われる川岸までお送りすることで、神様に大阪の街の平安をご覧いただこうというものです。
お送りする際のお付きの行列は、なんと3000人という大行列です。
そんな大人数の大行列を見るだけでも迫力がありますが、他にも見どころポイントが陸渡御にはあります。
大行列の先頭は、催し太鼓なのですが、その太鼓がまた、有名なんです。
普通の太鼓と違って、太鼓台がまるでシーソーのように、縦横に揺れる中で太鼓をうつというすごい技術を見ることができるんです。
その名も、「からうす」と呼ばれる技で、大阪市の無形文化財にも指定されているほど、基調貴重で有名なものですよ。
陸渡御が行われるのは、天神祭の最終日です。
クライマックスの船渡御への盛り上げをしっかり果たす、見どころ満載の大行列ですよ。
天神祭(大阪)の陸渡御のコースや時間は?
陸渡御観覧に大事なコースや時間をご紹介していこうと思います。
陸渡御の大行列が出発するのは、15:30からになります。
ですが、出発前の14:50頃から、これから始まる神事を盛り上げるかのように催し太鼓が威勢よく鳴らし始められます。
そして境内を練り歩いてくれますよ。
15:30になると大阪天満宮を出発します。
ここから2時間かけて、船渡御へと引き継ぐ場所まで、御神体をお運びすることになります。
16:00 西天満交差点付近→16:30 老松通り付近→17:00 大阪市役所付近→17:30 天神橋北詰
となります。
3000人の大行列は大迫力がありますよ。
ご都合のよい場所でぜひ、見てくださいね。
天神祭(大阪)の陸渡御の有料の特別観覧席は?
当日は、陸渡御の大行列を目の前で見ることのできる特別観覧席が、設けられています。
「なにわ橋の陸渡御観覧席」
場所:大阪市北区 大阪市中央公会堂前
席数:200席
時間:16:30~18:30(開場16:00)
料金:大人・子供共 お一人¥5000(税込)
特典:ソフトドリンク一本、天神祭ガイドブック
陸渡御鑑賞が始まるのは、16:30ですが、16:15から天満天神御伽衆(てんまてんじ
んおとぎしゅう)による陸渡御のご案内と大阪締めの練習が行われます。
大阪締めとは、船渡御の船同士がすれ違うたびに行われる手締めのことです。
その大阪締めを陸渡御で体験できるんです。
掛け声と手拍子は、
「打ちましょ」でパンパンと2回手を打ち、「もひとつせ〜」でパンパン、 最後に「祝うて三度」でパパンがパン
という感じです。
大阪締めをみんなですると、お祭りに参加している気分が一気に高まるので、楽しいですよ。
いざ、陸渡御鑑賞が始まると、随時解説をしてくれるので、ただ鑑賞するだけではなく、陸渡御の世界にどっぷりと浸れます。
チケットは、売り切れ次第終了となりますので、早めのご購入をおすすめします。
天神祭(大阪)の陸渡御の無料の観覧場所は?
有料特別観覧席での観覧は魅力的ですよね。
でも、チケットが購入できなかったという方もいらっしゃると思います。
また、無料で見られる場所があるならお得に陸渡御を見たい!
と考えておられる方もいらっしゃると思います。
そこで、無料で観覧できるスポットをご紹介していきます。
大阪天満宮の境内
境内では、陸渡御出発前の境内練り歩きを見ることができます。
陸渡御の見どころポイントの一つの「からうす」と呼ばれる無形文化財の太鼓の技をしながら練り歩いてくれます。
屋台も出ているので、屋台を楽しみながら陸渡御を見ることができちゃいますよ。
ただ、陸渡御のスタートの時は、境内も混雑しますので、それだけは覚悟でお出かけくださいね。
アクセスは抜群です。
・JR東西線 大阪天満宮駅より徒歩5分
・地下鉄谷町線・堺筋線 南森町駅より徒歩5分
駅から近いのは嬉しいですね。
巡行ルートの沿道
沿道での鑑賞は、一番ゆっくり間近で陸渡御を見ることができますよ。
陸渡御は大きく3つのかたまりに分かれて進んでいきます。
第一陣は、催太鼓を先頭に、猿田彦、采女(うぬめ)、稚児(ちご)、牛引童児(うしひきどうじ)が進みます。
第二陣は、総奉行、騎馬、平安時代の御羽車(おはぐるま)、ご神体を移した御鳳輦(ごほうれん)など。
第三陣は、鳳神輿(おおとりみこし)、玉神輿です。
なかでも、第一陣の中に獅子舞があるのですが、獅子舞が頭を噛みついてくれるんです。
子供たちは怖がって泣いてしまう子もいますが、けっこう盛り上がりますよ。
獅子舞が頭を噛んでくれることによって、その人の邪気を食べてくれると言われています。
特に、子供の場合は、厄除けの効果が高いと言われています。
この機会に、しっかり噛んでもらって、邪気も食べてもらいましょう!
最寄り駅は、
・京阪中之島線 大江橋駅・なにわ橋駅
・京阪本線 淀屋橋駅
沿道は、狭くて少々動きづらいですが、少しの隙間を上手に使って見てきてくださいね。
大阪市役所前
大阪市役所前では、陸渡御名物の「からうす」が披露されますよ。
太鼓台がシーソーのように、縦横に揺れる中で太鼓を打つって、すごいですよね。
他では、見ることのできない技術ですので、必見ですよ!
からうすが披露される場所は限られているので、市役所前は要チェックです。
アクセスは大変便利です。
地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅1号出口すぐ
陸渡御の見どころのからうす披露なので、多くの人が訪れます。
隙間を使って、しっかり鑑賞してきてくださいね。
天神橋北詰
陸渡御のゴール地点になるのが、天神橋北詰です。
ここで船の上に御神体を移動させます。
この場所は、陸渡御・船渡御の両方を見られるのでお得感がありますよ。
ただ、大変混雑します。
大阪天満宮の境内で陸渡御の出発を見届けて、先回りをして天神橋北詰でゴールを見届けるのも楽しそうですよね。
アクセスは、
京阪 北浜駅26番出口より徒歩7分
地下鉄 南森町駅4-B出口より徒歩7分
JR 大阪天満宮駅3号出入口より徒歩7分
陸渡御と船渡御の豪華な共演を楽しんできてください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、天神祭2019の陸渡御のコースや通過時間を調べました。
また、特別観覧席や無料で見られる観覧場所についてもご紹介させていただきました。
陸渡御は、間近で見られる神事という点がとても魅力的ですよね。
また、大阪市の無形文化財も披露してもらえるので、天神祭でしか味わうことのできない感動を感じてきてください。
きっと天神祭の虜になりますよ。